脱サラして警察署に風営法を提出したときの話《派遣型リフレ店》

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数年前、脱サラして警察署に『風営法』を出したときの話を書きます。

これから風営法を出す予定のある人はぜひご覧ください。

風営法とは?

風営法とは『風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律』といって、風俗営業について規定した法律のことです。

風俗店やキャバクラ、ガールズバーなどを開業する際、警察署にこの風営法の届け出が必須となっています。

ちなみに無店舗型風俗の風営法は『許可』ではなく『届出』になります。警察として風俗営業の許可を出すことはできないが届け出を出して警察の管理下で営業してねということみたいです。

ぼくが開業したのは派遣型リフレというジャンルで、最大でデリヘルと同じサービスができる業態のため、デリヘルと同じく風営法の届け出が必須となっています。

無店舗型の風営法の書類作成

提出資料は主に『営業開始届出書』『営業の方法』『事務所の使用承諾書』『事務所の平面図(手書き)』『住民票』の5種類。(事務所の登記事項証明書は用意しましたがいらないと言われました)

おそらくこの中で一番用意が難しいのが『事務所の使用承諾書』になると思います。賃貸物件などだとオーナーが風俗営業の許可をなかなか出してくれません。

ちなみに『行政書士』に頼むと資料の作成~提出までを5~10万円で代行してくれるみたいですが、金はないが時間だけはあり余っていたぼくは、自分で作成・提出することにしました。

1週間くらい『風営法 出し方』『風営法 いるもの』などでググりまくり、なんとか資料を一通り準備することができました。

秋葉原万世橋警察署に風営法の問い合わせ

ようやく資料が全部そろったので、警察署に電話をかけます。(風営法を出すときは事前に予約した方がいいと書いてあったので)

電話するのは秋葉原を管轄している『万世橋警察署』です。初めての警察への電話だったので緊張して声が震えました。

僕『もしもし、風営法についてお聞きしたいのですが・・・』

警『風営法ですね。担当にかわります』

♪~♪

警『もしもし、お電話かわりました』

僕『あの、無店舗型の風営法についてお聞きしたくてお電話したのですが・・・』

警『無店舗型・・・デリヘルですか?』

僕『いえ、派遣型リフレという形態になるんですが・・・』

警『リフレ・・・というのは、具体的にどういったサービス内容になります?』

僕『え~っと、ハグや添い寝などのサービスが中心になります。場合によっては、手コ・・・いや性的サービス等も含まれることもあります』

警『なるほど~・・・その場合、風営法の提出が必要になりますね。担当かわりますので少々お待ちください』

てっきりリフレの聖地『秋葉原』が最寄りの警察署なので、リフレについての理解も深いものだと思っていたのですが、『リフレって何ですか?』みたいなテンションだったのには驚きました。

その後、電話を4人かわった結果、『風営法は営業する場所ではなく事務所のある地域の警察署に提出してください』と、提出先が違うことを教えてもらいました。

風営法を提出し『無店舗型性風俗特殊営業届出確認書』を入手

そして、近所の警察署に予約の電話を入れて翌日訪問。

警察署は免許の更新でしか来たことがないので、これもまた非常に緊張しました。

受付で『風営法を出しに来ました』と言うと、風営法や古物商などの届け出を行うフロアに案内されました。

風営法』という点から、警察24時とかに出てくるような屈強なコワモテ警官が出てくるものかと思っていたのですが、意外にも区役所などにいそうな若い好青年風の男性が担当してくれました。

署員が書類を1枚ずつ確認していきます。

5分ほど確認したところで、『ではこちら受理します。受領書を出すので少々お待ちください』と呆気ないほど簡単に風営法の届け出が受理されました。

ネットには書き直しや再提出を求められることもあると書かれていたので、最悪2,3回通う必要があるのではと思っていました。

事務所の立ち入り検査で言われたこと

『これでやっとリフレ営業できる』と胸をなでおろしていると、『事務所の立ち入り検査をしたいのですが、いつが都合いいですか?』と言われました。

風営法を提出した経験のある友人からは『事務所の立ち入り検査なんてなかった』と聞いていたので、どうも提出先の警察署によって違いがあるようです。

散らかりに散らかった事務所だったので、帰って慌てて片付け『事務所平面図』通りの部屋に。

当日、2人組の警官がパトカーではなく普通車で、警察の制服ではなくスーツ姿でやって来ました。

立ち入り検査では『事務所が実際にあるかどうか』『事務所が提出された平面図通りかどうか』を見るだけと言われていた通り、15分ほどで終わりました。

そのとき、『JKっていう店名を変えることは出来ないですか?』と指摘されたのですが、『絶対に18歳未満は雇いません』『公式サイトでも強くアピールします』と訴えた結果、なんとか当初の店名のままいけることになりました。

まとめ

風営法を取ろうと思ってからおおよそ1ヶ月くらいで届け出が完了しました。

ぼくの場合仕事のスケジュール的な問題もあったので、急げばおそらく1週間くらいで終わるんじゃないかと思います。

もし風営法の出し方が分からない、お店の運営方法が分からないという人がいれば、連絡または以下のブログをご覧ください。有益なアドバイスはできませんが、お互い分からない同士アイデアを出し合いましょう。最後までご覧いただきありがとうございました。

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